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2010.06/09(Wed)

かたゆで 

ここに書くの忘れてましたが、MIDI ゼルダの伝説夢をみる島「家の中」追加しておきました。
このところ更新が途絶えてしまってますが、準備はしているので少々お待ちください。


hbmedli.jpg

"なんという可愛げのない小僧だろう"


すみません・・・でも6年前から頭の中にあったネタ(笑)
ハヤカワ文庫から出ているロバート・B・パーカーの『初秋』の副主人公の姿を描いた一節がすごくコモリなのです。
中学1年のとき配られた国語のテキストの中にこの話のちょうどその部分が取り上げられていて、気になって本も買ったものです。
その部分を引用・・・

「どうしてぼくのことを放っておいてくれないんだ?」
私はまた彼の横に腰を下ろした。「なぜなら、おまえさんが生まれたときからみんなが放ったらかしておいて、そのために今、おまえは最低の状態にあるからだ。おれはおまえをそのような状態から脱出させるつもりでいるんだ」
「どういう意味?」
「おまえが関心を抱く事柄が一つもない、という意味だ。誇りを抱けることがまったくない。知りたいと思うことがない。おまえになにかを教えたり見せたりすることに時間をさいた人間が一人もいないし、自分を育ててくれた人々には、おまえが真似たいような点が一つもないのを見ているからだ」
「なにも、ぼくが悪いんじゃないよ」
「そう、まだ今のところは。しかし、なにもしないで人から見放された状態に落ち込んで行ったら、それはおまえが悪いんだ。おまえはもう一人の人間になりはじめる年齢になっている。だから、おれは手をかすつもりでいるのだ」
(中略)
「それでどうなるの?」ポールが言った。「ぼくは、もう少したったら、また帰るんだ。結局なんにもならないじゃないか?」
私はポールを見た。青白くやせこけて鳥のように縮こまっており、背を丸めてうなだれている。
髪が伸び放題だ。
指にささくれができている。"なんという可愛げのない小僧だろう"
「たぶん、そういうことになるだろう。だからこそ、おまえは帰るまでに自立できる能力を身につけなければならないのだ」
「えっ?」
「自立心だ。自分自身を頼りにする気持ちだ。自分以外の物事に必要以上に影響されないことだ。おまえはまだそれだけの年になっていない。おまえのような子供に自主独立を説くのは早すぎる。しかし、おまえにはそれ以外に救いはないのだ。(中略)」
ポールの両肩が震えはじめた。
「それ以外に途はないんだよ」
泣いていた。
「おれたち二人でやれる。おまえはある程度の誇りを抱き、自分自身について気に入る点がいくつかできる。おれは手助けができる。二人でやりとげることができる」
背を丸めうなだれて泣いており、骨がごつごつしている肩の汗が乾きかけていた。私はほかになにも言うことがないまま、彼と並んで坐っていた。彼の体に触れなかった。「泣くのはかまわないよ。おれも時折泣くことがある」
(『初秋』ロバート・B・パーカー 菊池光訳 早川書房)



別にメドリじゃなくたってリンクでも、いやむしろリンクの方が合ってるんじゃないかと思った方。
後から自分もそう思いました。
しかしあえてこのハードボイルドな主人公をコモリの世話役であるメドリに置き換えておいたほうが、おもしろいというかおいしいんじゃないでしょうか(←勝手に言ってろ!)
EDIT  |  20:28 |  日常  | TB(0)  | CM(0) | Top↑

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